昨日までは、白ニキビと黒ニキビについて説明してきました。
さて、赤ニキビについてですが…
ニキビの初期状態は、毛穴に皮脂が詰まってしまった白ニキビです。
白ニキビはきちんと洗顔をしていれば、そのまま自然に治ってしまうケースもありますが、時に悪化すると赤ニキビに進行してしまうケースもあります。
どうして赤ニキビになるのかといえば、白ニキビになって毛穴の中に皮脂がずっとたまった状態の場合、アクネ菌がどんどんと繁殖していきます。
そしてアクネ菌は大好物の皮脂をどんどん食べていくのですが、その際に「ポルフィリン」という毒を排泄していきます。
すると、肌細胞たちは、「毒が侵入してきた！」と免疫システムを作動させます。
そして、免疫細胞である白血球をアクネ菌の毒がたまった毛穴へと送り込みます。
白血球というのは、常に血液の中を循環していて、毒や敵が侵入してきたら戦ってくれる細胞なのですが、ニキビの場合も同様で、毛穴の中で「アクネ菌VS白血球」の大バトルが時に勃発してしまいます。
この戦いが起こると、ニキビには血液が集まってくるので、たちまく赤くなったり、赤く腫れ上がったニキビになってしまいます。
これが赤ニキビです。
赤ニキビになってしまった場合でも、余計な手出しは無用です。
ニキビというのは基本的に触れば触るほど悪化します。
赤ニキビになったとしても、肌の修復機能がきちんと働けば、ニキビ跡を残さずにキレイに治してくれます。
なので、赤ニキビが出来た場合でも、なるべく肌を清潔に保つようにし、赤ニキビには直接触れないように、刺激を与えないように気をつけながら、優しく洗顔は続けましょう。
明日に続きます。
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